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悩みを抱える人に寄り添い、必要な支援につなぐ人を「ゲートキーパー」といいます。
特別な資格は必要ありません。大切なのは、相手を思い、声をかけることです。
その声かけが身近な人を支える一歩になるのです。
問合せ 健康推進課(保健センター内)保健推進担当電話:072-423-8811 ファクス:072-423-8833
自殺を考えるほど悩んでいる人からの電話相談を受け付けている「国際ビフレンダーズ大阪自殺防止センター」理事長・北條達人氏に、自殺の背景やゲートキーパーとして私たちができることについて伺いました。
北條 達人氏
認定NPO法人国際ビフレンダーズ大阪自殺防止センター理事長。日々、相談を受けながら「ゲートキーパー養成講座」などの講師も務める。
自殺行動に至る背景には特徴があり、何か大きな問題を一つだけ抱え込んでいるというよりは、同時に複数の問題を抱え込んで追い詰められた末に至る傾向が見られ、平均四つ以上の問題を抱え込んでいると言われています。
元気そうに見えていた人が、ある日突然、自殺してしまうと言われたりしますが、その人の中では生きるか死ぬかという大きな問題を抱えていたんだろうなと思います。また、自殺は性格やメンタルの強さで議論されていることがありますが、性格やメンタルの強さでは立ち行かないレベルで大きな問題が積み重なってしまって、その人を追い込んでいると感じます。

(厚生労働省の資料を基に作成)
2006年に自殺対策基本法が成立し、自殺は個人の問題ではなく社会全体で取り組むべき課題とされました。地域で孤立している人や悩んでいる人に気づき、みんなで支え合い、誰も取りこぼさない社会を作っていきましょうということです。そこで生まれたのが「ゲートキーパー」という考え方です。みんなが命の門番「ゲートキーパー」になって、周囲の人の悩みに気づいて声をかける。みんなの声かけがきっかけになって様々な支援窓口につなげることができれば、社会全体として、孤立のない支え合いの輪を作ることができます。
悩みに気づくと言いましたが、第三者の抱えている問題に気づくことはとても難しいことです。特に近しい人にほど悩みを隠したがる傾向があるので、変化や予兆はわかりにくいと思います。気づけないからこそ、どんな言葉でもいいので声をかけてください。話すきっかけを作り続けることが一番大切です。「大丈夫?」と聞いて「しんどい」と返ってきたら、きっかけを作ることができたということ。悩みを話してもらおうと頑張らなくてもいいのです。「話したいと思う時にいつでも聞くよ」というスタンスの方が、悩んでいる本人も居心地が良いと思います。そして、自分が悩みを解決しようと思うとハードルが上がり、プレッシャーに感じてしまうので「こんな相談窓口があるから行ってみない?」と支援先につなげてください。
まずは、声をかけて、きっかけを作ることが大切です。
ゲートキーパーには次の4つの役割が期待されています。

家族や仲間の変化に気づいて声をかける

本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける

早めに専門家に相談するよう促す

温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
「こころの不調のサイン」の主なものは次のとおりです。
このような症状がほぼ毎日2週間以上続く場合は、早めに専門家(精神科、心療内科)へ相談してください。
北條達人氏による講座です。ぜひ、ご参加ください。
詳しくは本紙10月号またはQRコードをご確認ください。
日時 10月27日(火曜日)午後1時半~3時半
場所 opsol福祉総合センター(野田町1丁目)
問合せ 健康推進課(保健センター内) 電話:072-423-8811 ファクス:072-423-8833